「求人媒体に出しても外国人からの応募が集まらない」——そんなときに検討したいのが、Instagram・FacebookなどのSNSを使った募集です。この第1章では、なぜ外国人採用にSNSが有効なのか、その前提を整理します。
在留外国人はSNSをよく使っている
日本で暮らす外国人は約340万人にのぼり、その多くが母国で使い慣れたInstagramやFacebookを日常的に利用しています。求人サイトを見ない層にも、SNSなら日々のタイムラインの中で情報を届けられる可能性があります。
とくにブラジル・フィリピン・ベトナムなどのコミュニティでは、同じ国の仲間同士のつながりがSNS上にあり、「良い職場」の情報がシェアされやすいのが特徴です。
InstagramとFacebook、それぞれの特徴
| 媒体 | 得意なこと | 向いているケース |
|---|---|---|
| 写真・動画で職場の雰囲気を伝える | 若い層・ビジュアル訴求 | |
| グループやコミュニティでの拡散 | 同国人ネットワークへの訴求 |
どちらか一方ではなく、両方を用意して使い分けるのが基本です。アカウントの作り方は次章以降で順に解説します。
SNS採用が向いている業種
- 製造・食品・物流など、現場の雰囲気を見せやすい業種
- 寮・送迎など、写真で伝わる条件がある職場
- 同じ国の仲間がすでに働いている職場
始める前に知っておきたい前提
ここで正直にお伝えします。SNSは「アカウントを作って投稿すれば応募が来る」ものではありません。誰に・何を・どんな頻度で届けるかという運用の設計があって、はじめて応募につながります。その設計こそが最も難しく、工数のかかる部分です。
この講座では、まず「自分で始めるための手順」——アカウント開設から投稿画像づくりまで——を順番に解説します。手を動かしてみると、SNS運用にどれだけの作業量が必要かが見えてくるはずです。
この講座の進め方(全7章)
- なぜ外国人採用にSNSなのか(この章)
- Instagramアカウントの作り方
- Facebookページの作り方
- 投稿画像の作り方①:Canva編
- 投稿画像の作り方②:Gemini編
- 投稿の基本(キャプション・ハッシュタグ)
- 応募につながる運用の壁(難所)
まずは次章で、Instagramのビジネスアカウントを作るところから始めましょう。