特定技能で外国人を受け入れるとき、見落とされがちな義務が「特定技能協議会への加入」です。加入しないと受け入れができません。この記事では、協議会とは何か、分野別の加入義務と手続きを解説します。
特定技能協議会とは
特定技能協議会は、分野ごとに設けられた協議の場で、受け入れ機関(企業)・業界団体・関係省庁などで構成されます。目的は、制度の適正な運用、人手不足の状況の把握、必要な情報の共有などです。
受け入れ企業にとっては「入っておくべき業界の枠組み」であり、受け入れの前提となる加入義務がある点が重要です。
加入は分野ごと(主な協議会の例)
協議会は分野ごとに分かれています。自社の受け入れ分野の協議会に加入します。
| 分野 | 協議会(例) |
|---|---|
| 介護 | 介護分野の特定技能協議会 |
| 外食 | 食品産業特定技能協議会(外食) |
| 飲食料品製造 | 食品産業特定技能協議会 |
| 農業 | 農業特定技能協議会 |
| 製造 | 製造業の特定技能協議会 |
| 宿泊 | 宿泊分野の特定技能協議会(宿泊の受け入れ) |
| 自動車運送業 | 自動車運送業分野の特定技能協議会(自動車運送業の受け入れ) |
加入のタイミングと手続き
多くの分野では、受け入れる特定技能外国人が在留資格を得てから一定期間内(例:4か月以内)に加入する必要があります。手続きは各分野の協議会の窓口(多くはオンライン)で行います。分野によって期限・必要書類・費用が異なるため、受け入れ前に必ず確認しましょう。
加入しないとどうなる?
協議会に加入しないと、特定技能外国人を受け入れられません。すでに受け入れている場合でも、加入義務を果たしていないと、その後の受け入れや在留手続きに影響します。うっかり失念しないよう、受け入れの手続きとセットで管理することが大切です。
まとめ
- 特定技能協議会は、分野ごとの協議の場で、受け入れ企業は加入が義務
- 在留資格取得後の一定期間内に、該当分野の協議会へ加入する
- 分野ごとに期限・手続きが違うため事前確認が必須
受け入れ後の手続きは特定技能の定期届出、支援の委託は登録支援機関の選び方、制度の基本は特定技能とは?をご覧ください。