「外国人採用はコストが高そう」——これはよくある誤解です。実際には採用方法によって総額は大きく変わり、放置のコストと比べれば十分に見合うケースが多くあります。この記事では、外国人採用のコスト構造と費用対効果を、経営者の視点で分解します。
外国人採用でかかる費用の全体像
費用は「初期費用」と「継続費用」に分けて考えると見えやすくなります。
| 区分 | 費用の例 |
|---|---|
| 初期費用 | 求人掲載費、紹介手数料、在留資格の申請費 |
| 継続費用 | 派遣料金、登録支援機関の委託費 |
| 定着費用 | 住居・生活支援、教育・日本語 |
採用方法別の総額イメージ
| 方法 | 初期 | 継続 | 総額の傾向 |
|---|---|---|---|
| 直接採用 | 求人費のみ | ほぼなし | 長期で最も安い |
| 人材紹介 | 紹介手数料(高め) | なし | 中〜高 |
| 派遣 | 低い | 派遣料金が継続 | 期間が長いほど高い |
短期なら派遣、長期なら直接採用が有利、という傾向が見えてきます(採用方法を徹底比較)。
“隠れコスト”に注意
見落とされがちなのが、次の隠れコストです。
- 再採用コスト:早期離職すると、採用費が二重にかかる
- 手続きコスト:特定技能などは申請・届出の手間
- 教育コスト:立ち上がりまでの時間
定着率を上げること、そして手続きがシンプルな定住者・永住者を選ぶことは、これらの隠れコストを抑えます(定住者・永住者を雇用するメリット)。
「放置のコスト」と比べる
費用対効果は、「採用する費用」だけでなく「採用しない損失」と比べて判断すべきです。人手不足で受注を断る、既存社員が疲弊して辞める——これらは数字に表れにくいものの、確実に利益を削ります。
費用を抑える3つの打ち手
なお、Instagram・Facebookの自社運用は、始めるだけなら費用のかからない募集チャネルです(SNS運用講座)。ただし継続には人手という見えないコストがかかるため、費用対効果はその前提で判断してください。
まとめ
- 外国人採用の総額は採用方法で大きく変わる
- 長期・コスト重視なら直接採用
- 隠れコスト(再採用・手続き)と放置コストを含めて判断する
「高いかどうか」は、方法と設計次第です。次は、自社のケースに当てはめて費用を試算し、採用手法を比較する具体的な手順を見ていきましょう。